感嘆バジルとトマトの冷製パスタ(嗚呼殿卿の冷製カッペリーニ)@手料理
昨今,定年退職された方々の世代で園芸がブームになりつつある様子です。私はいろいろな植物の園芸に挑戦してきましたが,中でもバジルは育てやすく,園芸初心者にオススメしたい植物一つです。晴れた日の朝,少量の水を撒いてあげるだけで,驚くほどの収穫が期待できます。朝採れたてのバジルを軽く水洗いして料理に添えれば,普段の食事が簡単に彩り豊かになります。
今回,ご紹介するメニューは,主婦も「あぁ」と感嘆が出てしまうのではないかというほどにテイクイットイージーな一品でございます。
まず,カッペリーニ(細いパスタ,カッペリーニの細さの定義はメーカーによって異なる。)を茹でて,「嗚呼殿卿のカッペリーニソース」をかけ,新鮮なバジルとカットトマトを添えるだけで完成です。カッペリーニに変えて,素麺を使用して和風に仕上げることも出来ます。
スーパーフードと称されることもある「亜麻仁油」をひと匙入れておりますので,脂質を気にされている方にもオススメの逸品です。カッペリーニ,素麺いずれを使用する場合でも,「亜麻仁油」を含むソースをかけますので,冷製にしてください。
ご主人の園芸の手腕と奥様の手料理の技巧のコラボレーション料理として,ご家庭で作ってみてはいかがでしょうか。「嗚呼殿卿の冷製カッペリーニ」を作ることを提案した方は,「簡単」とは言わず,食した後に「感嘆」の声を漏らすことでしょう。ご主人が園芸をすることで,いつの間にか軽い運動にもなって健康体を維持できるのではないでしょうか。
「嗚呼殿卿のカッペリーニソース」の作り方
ドライバジル 適量
塩 少々(好みに応じて胡椒 少々)
亜麻仁油 ひと匙
これらをお皿に入れて,よくかき混ぜる。
メルティショコラパンケーキ@神奈川県 横浜 Eggs’n Things(エッグスンシングス) 横浜マリンタワー店
生クリームが好きな方向けのパンケーキと言えるでしょう。
エッグスンシングス横浜マリンタワー店は,山下公園沿いにあり,晴れた日の店内からの景観は抜群でございます。マリンタワー内にあるので,上に登れば更なる絶景が見られることでしょう。
エッグスンシングスは,1974年,ハワイ・ホノルルで創業されたフランチャイズ店です。お店の窓は大きく作られており,気分はアロハ状態です。
期間限定の「メルディショコラパンケーキ」を注文し暫くすると,ハワイアンドレスに包まれた女性が颯爽とパンケーキを運んできます。高くホイップされた生クリームが印象的です。
皆さまお察しの通り,生クリームとショコラの相性は抜群と思われ,メルティの名前を冠しているだけあって,とろけるような食感と共に卵がたっぷり入っていると思われるパンケーキを味わえました。
いかにも女性受けしそうなお店ではありますが,男性の一人客も何人か見かけました。世の中のスイーツ好き,パンケーキ好きが集まるお店なのでしょう。無我夢中でボリューミーなパンケーキを食しているのかお店から見える景色を楽しまれているお客さんは意外と少ないように感じました。
食後に,私は快晴の山下公園に誘われて,公園内を散策しました。
お粥@神奈川県 横浜中華街 謝甜記(しゃてんき)
寒空の下で並ぶこと数十分,店内へ案内されます。
勿論食すのは,お粥でございます。貝柱粥(かいばしらかゆ),牛肚粥(モツかゆ),青菜粥(やさいかゆ),三鮮(さんせんかゆ)(イカ・エビ・カイバシラ),魚生粥(さかなかゆ)(魚片付き)など種類豊富でどれにしようか迷ってしまいます。
どれも海鮮ベースでお粥自体の味はほとんど変わらないので,好みの具材を選ぶのが吉でしょう。貝柱が大量に入っていて,あのダシが効いているのではないかと思っております。
店内へ案内される前にメニューを見せてもらえるので,並んでいる間にじっくり選びましょう。春巻きや焼売などのサイドメニューも美味でございます。
お粥なら自宅で作れると思っている方々もいるかもしれません。しかし,ここのお粥はよく煮込まれ,海鮮の味がご飯の中まで染み込んでおります。自宅でこの親しみやすさで作るのは至難の業でしょう。
年に一度は行きたくなるお粥の名店でございます。
是非,一度,ご賞味あれ。
”ほうとう”と”いなりずし”@山梨 ほうとう不動 河口湖北本店
ほうとうを食べて,身体の芯から温まる。今回は,山梨でそのような体験をしてきました。
本店の本館は数組のお客さんが並んでおり,別館でもよいか店員に提案されました。了承し,奥の別館へと案内されました。少し薄暗い日本の伝統的な蔵を店舗に改良したような店内には,ほとんとお客さんがおりませんでしたが,1組,また1組とお客さんが増えてまいりました。お客さんのお目当ては一様にほうとうでございます。
大きな鉄の器に盛られたほうとうが運ばれてきました。鉄の器に入っているので,熱々の状態が続きます。麺はモチモチしており,よくスープと絡んでおります。器が大きいので,ほうとうの量は少なく見えるでしょうか。私も最初そのように感じたのですが,野菜たっぷりの優しい味のスープを最後まで飲み干すと成人男性でも十分満足を得られる量かと存じます。
ほうとうだけでも満足ではありましたが,少し口寂しくなり,おいなりさんを追加注文致しました。
甘いタレで味付けされた油揚げを口の中で咀嚼すると,徐々にそのタレが中身の酢飯と合わさっていきます。
少しいなりずしの甘さを感じたところで,ガリを口に含みます。いなりずしの甘さを中和するかのように,ガリの酸っぱさが口の中で,広がっていきます。
これぞ日本料理。太鼓判でございます。
食事で満足した後には,店舗内にあるお土産コーナーでいろいろなデザインの手拭いを楽しく見て回りました。
スターター(starter)&パン(panis)@新潟 GRAND CHARIOT(グランシャリオ)
今回は,有り難いことに,友人の結婚式に招待され,新潟のグランシャリオに伺いました。新郎新婦の晴れやかな結婚姿に圧倒されつつ,幸せのお裾分けを頂き,心地よいひと時を過ごせました。
披露宴のテーブルに着くと,スターターとして「海の幸のマリナード ホワイトアスパラガスのムースと共に」が用意されていました。海鮮系ですからシャンパンや白ワインとよく合います。
私の場合は,牛肉でも海鮮でも赤ワインを合わせる事が多いですが,今回はシャンパンからの流れでそのまま白ワインと共に新潟の海の幸を堪能致しました。色とりどりの食材は目を楽しませるだけでなく,私の口にはよく合いました。
友人からすれば,多くの友人が遠くから新潟の地に訪れ,「朋あり遠方より来る,また楽しからずや」の心境でしょうか。
近代では,交通網が発達し,地方へも行きやすくなっております。近年,地方配属を避け,地域職での配属を望む傾向も見受けられる中,日本人が日本国内を行き交う中で生まれる交流が日本の魅力の理解につながるのではないでしょうか。やがて,東京や神奈川に戻って来れば良いのですから。佐渡金山は,また落ち着いてから行ってみたいと思いました。
乾杯!!
キノコ&ケールのピザパイ,ポーク&ビーンズパイなど@横浜みなとみらい Pie Holic(パイ ホリック)
今回は,横浜みなとみらいのパイホリックにランチで伺いました。アメリカン人らしき大家族がテラス席で,海を眺めながら優雅なひと時を過ごしておりました。私がカルフォルニアで行ったコーヒーショップを彷彿とさせる内装でした。
レーズンとキャロットのサラダかクラムチャウダースープが選べて,私はレーズンとキャロットのサラダを選びました。みずみずしいサラダは,口の中でシャキシャキします。
ワインと一緒に可愛らしく盛り付けられたシーフードパエリアやポテト&チョリソーのエスニックキッシュパイなどを楽しめました。最後はスイートポテトパイで締めくくり,満足しました。パイの種類は,日によって異なる様子なので,お店への確認が必要です。
アメリカンパイを楽しむならば,特に女性におすすめしたいお店です。本場の方々が来店しても,きっと満足していただけるのではないでしょうか。
マンゴ&ココナッツのシェーブアイスとヨーグルトクリーム@The palace lounge(ザ パレス ラウンジ)PALACE HOTEL TOKYO(パレスホテル東京)
私が初めてパレスホテルに伺ったのは,2018年のことでした。友人の結婚式の前に少し時間があるので,早めに着いていた友人とザ パレス ラウンジに出向き,喫茶を楽しむことになりました。友人は,”抹茶&あずきのシェーブアイスと白玉”を注文しました。中々に大きなカキ氷が供され,私も一口頂いたところ美味しくて忘れられない味となりました。夏場に冬の降り積もった新雪を食べているようなふんわりとしたカキ氷であり,上品な味わいが口の中に広がります。
毎年,このカキ氷を食べにザ パレス ラウンジに伺っています。”マンゴ&ココナッツのシェーブアイスとヨーグルトクリーム”,”抹茶&あずきのシェーブアイスと白玉”どちらも美味しくおすすめです。
2年前からは,一時間待ちが当たり前になってきており,パレスホテル内で執り行われている結婚式の祝福の場面に立ち会いながら,シェーブアイスを待っております。
例年,6月から8月末頃までの期間限定の提供でございます。是非ともご賞味ください。
葉山生姜ジュースと鯛茶膳@葉山 日影茶屋
江ノ島から葉山方面へ車を暫く走らせると,伝統的な日本の建物が見えてきます。それが日影茶屋です。お店の中に入ると,歴史を感じさせつつも,綺麗に手入れがされてと分かる内装です。早速,喉を潤わせるべく,葉山生姜ジュースを注文致しました。葉山産の生姜と甜菜糖(てんさいとう),蜂蜜を合わせたジュースです。どこか懐かしさを感じる味わいで,田舎にきて飲んでいるような気分になりました。
食事は,鯛茶膳を注文致しました。自ら,鯛や薬味をご飯の上に乗せて,お茶を注ぐ一手間が素材の旨さを引き出しているのでしょうか。鯛の風味がしっかり出ており,サラッと口の中へ流れ込んでいきました。食後には,隣の建物で和菓子を購入することもできます。家に帰って,お茶を飲む際に,和菓子を一緒に食して,旅を思い出すというのも一興かもしれません。
石川県能登産の有機野菜を使ったインサラータ@リストランテ マンジャーレ 伊勢山(RISTORANTE MANGIARE ISEYAMA)
2022年6月10日(金),私の誕生日にリストランテ マンジャーレ 伊勢山にディナーで伺いました。伊勢山ヒルズという結婚式場の隣にあるイタリアンでございます。イタリア料理は,リストランテ(RIS TRANTE),トラットリア(TRATTORIA),ピッツェリア(PIZZERIA)などの分類がございます。リストランテは,高級店で,トラットリアは大衆的なお店で,ピッツェリアはカジュアルなお店のように捉えておけば,まず問題ないと思われます。つまり,マンジャーレは,イタリア料理の中でも格式が高いとされるレストランテでございます。
前菜「石川県能登産の有機野菜を使ったインサラータ」は,「MANGIARE」と書かれたお皿に盛られてやってきました。インサラータ(insalata)とは,イタリア語であり,サラダのことを意味します。薄暗い店内で,ぼんやりとしていた色とりどりの一口サイズのお野菜は,手前から奥へと一列に並んでおります。だんだんに目が慣れてきて,新鮮そうなお野菜がより一層発色しはじめます。お皿の左側に盛られたお塩などを自らの好みでつけながら,一つ一つのお野菜を味わい過ごすひと時は,贅沢でございます。
コース料理は,何種類かあるようですが,今回は,オマール海老や牛フィレ肉が出てまいりました。
美味とはよく言ったもので,見た目が美しく盛られており,どれも美しい味でございました。
皆さまも,記念日の利用を検討されてはいかがでしょうか。
CODE BAR(コードバー)@The Westin Yokohama(ウェスティンホテル横浜)
2022年6月13日,みなとみらいにて,The Westin Yokohama(ウェスティンホテル横浜)が開業致しました。2階には,関係者各位から届いた胡蝶蘭が並べられており,開業当初ならではの景色となっております。
ホテルのコンシェルジュによると,6月13日,開業初日は全室(373室)満室の盛況ぶりだったそうです。さらに,おめでたいことに,現状,21組の結婚式の予約が入っているということです。
早速,ホテル最上階(23階)にあるCODE BAR(コードバー)というバーへ伺いました。日本の郵便番号の各地域に因んだオリジナルカクテルなどが堪能できます。
私は,白ワインとイギリス名物fish & chips(フィッシュアンドチップス)を楽しみました。フィッシュアンドチップスのソースには,秋田名物であるいぶりがっこが混ぜ込んでありました。いぶりがっことは,大根の漬物を燻した香り高い食べ物でございます。バーテンダーにいぶりがっこが入っているか確認したところ,風味でいぶりがっこを当てた事を驚かれました。
このホテルからも数々のドラマティックな幸せが生まれてくる事でしょう。 これからの皆さまの幸せに乾杯!
BBQ(バーベキュー)@大自然
海辺で,BBQ(バーベキュー)をしました。
これからBBQをする方々が増えてくると思われますが,炎天下では,キャンプ用のテントが張ってあれば,日陰になるので安心してBBQを楽しめます。日陰でも,水分補給は注意深くこまめにした方が熱中症対策になると思われます。
炭に火をつけてから3,40分が経過したでしょうか。炎が勢いよく吹き上げてきました。麦酒や氷が入ってキンキンに冷えたハイボールを飲みながら待っているとあっという間に時間が過ぎていきます。氷は用意しておいた方が良いと思われます。
海風が心地よく吹いてきて,BBQの熱い炎とは対照的です。
牛肉,スペアリブ,椎茸,ピーマンなどの具材を入れて蓋を閉めて,中まで火を通します。骨付き肉をナイフやフォークを使わずに手で持って,頬張ると肉汁が口の中に広がり,より一層の旨味が感じられる気がします。たまには,鳥のせせらぎや波音をききながら,大自然の中で食事をするのも癒されます。
お店のBBQの場合は,お店に網やトングを洗うなどの後片付けを任せられるから良いです。しかし,気軽に出来る自前のBBQセットが欲しくもなります。
余ったお酒やおつまみ類を持ち帰って,冷房の効いた部屋で再度飲み直すのが,通ではないでしょうか。
「サーモントラウトマリネと野菜のモザイク仕立てハートを散りばめて」から始まるコース@リーガロイヤルホテル東京
友人の結婚披露宴に招かれ,幸せのお裾分けをいただきました。
新郎新婦を祝うように,カーテンで仕切られた窓が開き,光が披露宴会場に差し込みます。会場からは緑に包まれた「大隈庭園」を見渡せ,都会に居ながらにして自然を感じられます。
結婚式のフルコースは,「サーモントラウトマリネと野菜のモザイク仕立てハートを散りばめて~Mosaïque de saumon marinée aux légumes parfumé de citron~」から始まりました。目にも鮮やかなモザイク状の煮凝りには,力を入れなくてもナイフがすーっと入っていきます。まるで,ウェディングケーキに入刀する感覚でございます。
続いて,「優しい味わいの玉葱のクリームスープロゼ色の泡~Potage créme d'oignon,écume rosé~」が運ばれてきます。「優しい」とメニューに書いてあるとおり,ほっとする味です。温かいロゼ色のふわふわな泡が,舌の上で溶け込んでいきます。
この後のメニューは,実際に会場に訪れて実物をご堪能ください。「カサゴのポワレ彩り野菜のジェノバ風ロメスコソース~Filet de rascasse poêlé aux légumes parfumé de basilic,sauce romesco~」,「ハチミツのグラニテ柚子風味~Granité au miel et au yuzu~」,牛フィレ肉のパネ・アングレーズ彩り野菜添え香り高いマデラ酒ソース~Filet de boeu𝒇 pané àl'anglaise aux légumes sauce madére~」,「ハチミツ風味のパンナコッタレモンと白ワインのジュレローズマリーの香り~Pannacotta au miel avec de la gelée au citron et du vin blanc à l'arome de romarin~」,「コーヒー~Ca𝒇é~」,「パン3種とバター~Trois sortes de pain et Beurre~」と続いていきます。
美味しいものを食べている時は自然と笑みが溢れ,会話にも花が咲くものです。テーブルでご一緒した海外の方と親交を深め,日常から離れたひと時を過ごせました。
グリーンピースのスープ@春陽亭 熱海
静岡県は熱海市,200坪の広大な敷地に一軒のフレンチがひっそりと佇んでおります。
急勾配の坂を登って,右折すると森林の中に駐車場がございます。
森林浴をしながら階段を登ると,晴れた日には,初島,そして,その後ろに大島が遥か遠くに見える絶景が広がっており,水平線が霞んでおります。
春陽亭の店内に入ると,静寂な雰囲気に包まれており,男性であれば,襟付きシャツに長いパンツのフォーマルな格好で伺う必要があるでしょう。
魚と牛肉のコースがありますが,今回は,牛肉のコースを注文致しました。牛肉のコースには,温かいグリーンピースのスープが付いてきました。
ビシソワーズスープ(ジャガイモのスープ)はフレンチで良くみかけますが,グリーンピースのスープは珍しいと私は思いました。。
スプーンを奥へさらっと流すように,ブリティッシュに口の中へスープを運びます。
優しい塩味効いたグリーンピースのほのかな味が,身体にすーっと染み入ります。懐かしさを感じる素朴な味わいです。
これが食べたかったのです。あっという間になくなって,スプーンを上皿へ置きますと,給仕の方がさっと手早くお皿を下げます。
ワインなどを飲まれている方とノンアルコールの方で,味を使い分けているように思われます。
メインディッシュの牛肉には,赤ワインが合いそうな感じです。牛肉の焼き具合は聞かれませんでしたが,こだわり抜いたシェフのおすすめの焼き加減で出てくるのでしょう。
食した感じは,ミディアムといったところでございます。
テーブルフロスの敷かれたお店で,背筋をピンっと張り,適度な緊張感のもと食すのもまた一興。
食後には,ケーキ,フルーツ,アイスなどの選べるスイーツが付いてきて,テーブルマナーの身についた落ち着いたお子様を連れていくにも良いでしょう。お祝い事で訪れても,良い記念になりそうなお店でございます。
是非,グリーンピースのスープを試しに召し上がってください。優しい気持ちになります。
ワインを飲まれる方は,軽く食事に合わせる形で飲まれるのが良いでしょう。その方が,帰りに,清々しい心持ちで階段をくだれます。
磯料理(鶴)二人前(お刺身の舟盛り,活け作り)@うに清 真鶴
川崎市から車で135号線を通って,静岡県熱海市へ行く道中,真鶴駅が見えてまいります。
絶景を鑑賞する為,左折して,真鶴岬三ツ石へ寄り道をします。磯と草いきれの香りがほのかに香る自然豊かな場所ですが,車でのアクセスは抜群です。真鶴の海岸線に,うに清があり,併設の駐車場にゆっくりと車をとめます。
うに清の店内に入ると予約待ちのお客でいっぱいです。海を眺めながら待つ時間もまた,都会の日常では味わえない格別に贅沢な時間でございます。
時間ちょうどに再訪すると,2階へと案内されました。これまた,絶景が広がり,鳶(トンビ)が海上をひたすらに旋回している雄大な光景に巡り会えます。
私は,磯料理(鶴)を注文致しました。新鮮な海の幸がふんだんに盛られた舟盛りが運び込まれてきます。海藻や季節の花木が添えられ,伊勢海老,鯵,鯛,うになどが色鮮やかで,食をそそります。
天城越えの山葵でしょうか。綺麗な深緑色をした山葵を自ら擦って,小皿にお醤油と一緒に盛ります。そこに,さっとお刺身を付けて食べると,お刺身の旨味とお醤油のほのかな甘さ,しょっぱさと山葵の辛さが口の中で程よく調和致します。
真鶴の名物料理の一つに「まご茶漬け」があります。ご飯にのせた鯵に葱,生姜,山葵を添えて,その上から熱々のお茶を掛けます。今回は,「まご茶漬け」を食しておりませんが,新鮮な鯵にして,贅沢な一品でございます。
最後には,伊勢海老のお味噌汁が付いてきて,これまた濃厚な味わいで,よく出汁が出ております。このお味噌汁だけを食べに来ても良いくらいで,ほっぺが落ちます。
うに清の裏手には,民宿があり,遠方から来て,お酒を呑み交わしながら,ゆったりと過ごす際には,利用できそうです。日本酒も呑みたくなる目にも鮮やかなお刺身の舟盛りでした。
内緒にしておきたい名店でございます。
牛フィレ肉のフォアグラ添え@帝国ホテル【特別食堂】日本橋高島屋
日本橋高島屋本館の正面玄関を入っていくと,草月流家元の手による華やかで大きな「いけばな」が目に飛び込んできます。
その奥へ歩いていくと,豪華絢爛なエレベーターが見えてきます。エレベーターアテンダントに8階へ行く旨を伝えます。8階に着いて,しばらく歩くと特別食堂が見えてきます。
特別食堂では,帝国ホテル,大和屋 三玄,五代目 野田岩の3店のメニューから食事を選べます。 今回は,帝国ホテルの牛フィレ肉のフォアグラ添えを注文致しました。
フォアグラステーキは,又の名をロッシーニ風ステーキとも言います。美食家としても知られているイタリアのオペラ作曲家であるジョアキーノ・ロッシーニ氏の名前が由来でございます。
ミディアムレアで焼かれたステーキとフォアグラをナイフでスーッと一口サイズに切ります。 フォークで口に運ぶとフォアグラが舌の上でトロッと溶けていく食感と肉のジューシーな味わいを一緒に体験出来る贅沢な瞬間がございます。 是非とも,ご賞味あれ。